【シンポジウム&上映会】地域で子どもが映画に出会う

“学校に行きづらい日は映画館へ行こう!”をコンセプトに活動を続けてきた「うえだ子どもシネマクラブ」は、今年で5年を迎えました。子どもと映画の出会いの数々、新しくはじめた映画づくり、学びを楽しく自分たちの手に取り戻すということ、映画と地域と子どもたちの出会いがもたらすものについて。(学びの)未来を明るいものにしていくための可能性を、みんなでたっぷり考えるシンポジウムを2日間開催します!どなたさまもご参加いただけます!

日時:2025年2月16日(日)13:00~16:00・17日(月)11:00~16:00

会場:上田映劇(上田市中央2-12-30)

お問合せ:NPOアイダオ(うえだ子どもシネマクラブ)

     info@aidao.jp / 070-5565-3517

     https://uedakodomocinema.localinfo.jp/


★ day1(2/16)

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地域映画に

こどもたちが

出会ったら

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日時:2025年2月16日(日)13:00~16:00

会場:上田映劇

家庭に眠っている8ミリフィルムを集め、地域の映画を作るプロジェクト「うえだ8ミリフィルムズ」が1年かけてたどった道のりの振り返りと、制作した作品を上映します。昨年の夏頃からフィルム募集を開始し、寄せていただいたフィルムは20時間を超え、かつてのご家族の記録とともに、私たちの知らない上田の街の景色が蘇りました。特別授業として開催してきた子どもたちとの映画制作の場、まちの歴史を描きなおすような映画制作の数々、記憶が問いかける私たちの現在地、映像の持つ力など、みなさまと語り合いたいと思います。


●第1部:まずはじめに

「うえだ8ミリフィルムズ」がはじまるまでのお話を

うえだ子どもシネマクラブと地域映画。異なる背景を持って独自に活動を展開してきた、それぞれの取り組みについてまずお話しします。その上でこの1年間、活動を共にしてきて感じたこと、走り抜けた様子を、三好大輔監督(地域映画)と直井恵(うえだ子どもシネマクラブ)の対談で振り返ります。


●第2部:『うえだの地域映画(仮)』の上映!

ついにお披露目!みんなで作った地域映画の上映です!

予告編はこちら⬇︎


●第3部:パネルディスカッション

「地域で映画をつくるということ」

8ミリの映像が持つ視座は、個人的な記録体験を超えて、地域の歴史を呼び起こします。過去を見ながら、私たちの心に響くのは何故でしょう。第3部ではゲストのお二人をお迎えして、「地域映画」をめぐる数々の奇跡のような創造の時間を、対話形式で紡ぎなおしていきます。

◆登壇者:

・須永剛司さん 上田女子短期大学/学びとデザイン、情報デザイン

・相川陽一さん 長野大学/現代史、地域社会学、アーカイブズ

・三好大輔さん 映画監督、ALPS PICTURES INC.

司会:直井恵(うえだ子どもシネマクラブ)

■ 須永剛司さん:「情報」が科学技術の対象だった1980年代、「わかる形」が情報に必要だと気づき、芸術分野に「情報デザイン」領域をつくる。2010年代、人が使えることがソフトウエアの当たり前になると、次の問い「情報の本質って、人と人がつながること、社会の形にあるんじゃない?」が生まれる。そして今、上田で、学生や地域の方々と一緒に「社会を形づくるデザイン」という領域を開拓中。

■ 相川陽一さん:千葉県芝山町出身。同町に暮らしながら記録映画「三里塚シリーズ」を制作・上映した小川プロダクションの資料整理と展示活用などに学生時代から携わる。近年は芝山町教育委員会や郷土史研究会と連携して、過疎化と開発が進む中で散逸の危機にあるさまざまな地域資料を残す活動も進めている。専門は社会学、日本現代史。

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主催:NPO法人アイダオ(うえだ子どもシネマクラブ)  

共催:ALPS PICTURES INC. 、上田市マルチメディア情報センター、上田女子短期大学

協力:NPO法人上田映劇、一般社団法人シアター&アーツうえだ、上田市民エネルギー

助成:R6年度地域発 元気づくり支援金活用事業


★ day2(2/17)

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映画館が

学びの場に

なるということ

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日時:2025年2月17日(月)11:00~16:00

   ※11時〜『うえだの地域映画』の上映

会場:上田映劇

シネマクラブの5年間を振り返りながら、昨年から行っているワークショップや映画制作についてのご報告と「鑑賞」「表現」「創造」を軸に置きながら、〈わたし〉 と 〈せかい〉 のとびらをひらくための「映画の学校」について。今年は「映画と対話する/わたしたち」をテーマに映画鑑賞後の表現の世界と、「声」にまつわる映画制作を行いました。シネマクラブと関わりの深い一般社団法人こども映画教室®︎のみなさまや教育者のみなさまにもご登壇いただき、映画と学びの可能性を探ります。


● 第1部:うえだこどもシネマクラブの5年間

私たちのたどった道 / 映画館から見えた風景(直井)

「学校ではない場」が示すこと

・・・こどもたちのリアルな声とともにお届けします


● 第2部:こどもと映画のアカルイ未来

◎ 映画とこどもが出会う「こども映画教室」のこと

  登壇:浅見孟さん

 (一般社団法人こども映画教室®︎ コーディネーター)

こどもと映画が出会う場を様々なパートナーと組んで作り出している一般社団こども映画教室®︎の取り組みについて改めてお話しを伺います!

◎ 映画の学校2024「声の映画」をつくってみたら

  登壇:深田隆之さん

 (映画監督/一般社団法人こども映画教室®︎ ファシリテーター)

うえだ子どもシネマクラブでのファシリテーターといえば“ふかちゃん”こと深田隆之監督。“漠然とした、やってみたいことのイメージ”を映画制作ワークショップの形に落とし込んでいくのがとても楽しくて。表現することの原点について、改めてお話しを伺ってみたいと思います。今回制作した「声の映画」の上映もあります。


● 第3部:パネルディスカッション

「映画館がこどもたちの扉をひらく」

大きな変化の途にある日本の学びの現場。世界も大きく変わっていく中で、大切にしていきたい“学び”の根幹はどこにあるのか?未来をつくる場でもある学びの現場に「映画館」が関わっていくことの意味について、また映画教育についての可能性について。シネマクラブで起きてきた5年間も振り返りながら、教育、文化芸術に携わるみなさまをゲストにお迎えして、映画と学びのこれかの可能性について語りあいたいと思います。

◆登壇者

・浅見孟さん (一般社団法人こども映画教室®︎)

・荒井英治郎さん(信州大学/松本市教育顧問/教育学)

・中村哲さん (東信教育事務所 生涯学習課)

・野村政之さん (信州アーツカウンシル)

・深田隆之さん(映画監督/一般社団法人こども映画教室®︎)

司会:直井恵(うえだ子どもシネマクラブ)

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主催:NPO法人アイダオ(うえだ子どもシネマクラブ) 

協力:NPO上田映劇、一般社団法人こども映画教室®︎

支援:信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)令和6年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業