2025年3月のラインナップのお知らせ

こんにちは、うえだ子どもシネマクラブです。2025年3月のラインナップをご案内します。

3月の上映会は、3月17日(月)です。水・金曜日は平日シネマクラブを開いているのでぜひご活用ください。


『春をかさねて/あなたの瞳に話せたら』

[日 程]2025年3月17日(月)10:00〜

[会 場]トラゥム・ライゼ(長野県上田市中央1-6-13)

新進気鋭の映画作家が見澄ます、時間の経過と、言葉にしがたい感情の動き。

全国各地の反響を経て、この2つの小さな映画が、満を持して劇場公開

[STORY]

1996年生まれの宮城県石巻市出身の映画作家・佐藤そのみは、幼少期から地元を舞台にした映画を撮りたいと志し、大学で映画を学んだ。2011年3月11日に起きた東日本大震災。そこから8年後の2019年に、石巻市大川地区で大学の友人や地元の知人らの協力を得て、『春をかさねて』『あなたの瞳に話せたら』という2つの中編を撮影した。

大学休学中の自主制作とその後の卒業制作として発表されたこれらの作品は、配給・公開の予定もないまま、コロナ禍をはさんだ2022年からぽつぽつと上映会を実施。それまで被災者の一人として取材を受ける立場だった佐藤だが、「描かれるよりも、描きたかった」と自分のために撮った映画が、やがて各地で反響を呼ぶこととなった。

監督自身の体験を落とし込み、フィクションとドキュメンタリーの手法で描いた“その後の私たち”。それぞれの場所であの日からの日常を生き続ける人たちに、あるいはその後に生まれた世代の人たちに、ぜひ劇場のスクリーンで見つめてほしい。


『春をかさねて』

[2019年/日本/カラー/45分]G

製作・監督・脚本・編集:佐藤そのみ

『あなたの瞳に話せたら』

[2019年/日本/カラー/29分]G

監督・撮影・録音・編集:佐藤そのみ


『Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014』

[日 程]2025年3月17日(月)11:50〜

[会 場]トラゥム・ライゼ(長野県上田市中央1-6-13)

時を重ねた音が響き渡る———

坂本龍一の音楽は永遠の響きとなり、スクリーンに甦る。

2025年開催『第67回グラミー賞®』にノミネートされた坂本龍一

自ら演奏し、指揮をとった伝説のオーケストラ公演が待望の映画化!

2023年3月28日、71歳で惜しまれつつこの世を去った坂本龍一。彼の音楽は時を止めず、今を生きる人々に余韻を残し続けている。

日本国内で16年ぶりにフルオーケストラとの共演を果たし、話題を呼んだ「Playing the Orchestra 2013」。そのアップデート版として、自らが指揮をとり実現した2014年の東京公演が、ついに映画化される。

本作では、坂本がピアノを演奏しながら全曲を指揮、YMOの名曲から「Merry Christmas Mr. Lawrence」「ラストエンペラー」などの代表作、さらには彼が手掛けた映画音楽まで、多彩な楽曲が東京フィルハーモニー交響楽団の壮大な演奏とともに奏でられる。

10年の時を経て「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」が、極上の音響環境と大スクリーンで鮮やかに甦る。彼の遺した音楽が時代を超え、私たちの心に響き続ける。

その瞬間を劇場で体感してほしい。


[2024年/日本/5.1ch/119分]

出演:坂本龍一、東京フィルハーモニー交響楽団


『お坊さまと鉄砲』 

[日 程]2025年3月17日(月)14:00〜

[会 場]トラゥム・ライゼ(長野県上田市中央1-6-13)

“ 変わりゆく世界で、変わらないもの。”

ブータンで行われる初めての選挙。

村の徳の高いお坊さまが言いました。

「次の満月までに銃を二丁用意せよ」

若いお坊さまは銃を探しに山を下りるのですが…。

『ブータン山の教室』の監督が贈る

現代を生きる人々に気づきをもたらすハートウォーミング・テール


[STORY]

2006年、国王陛下が退位の意向を発表し、ブータンは民主主義体制へと移行する。総選挙で新しいリーダーを選ぶ必要があるが、ブータンでは選挙を実施したことがない。国民の理解促進を図るため、政府は選挙委員をブータン全土に派遣し、4日後に“模擬選挙”の実施を決定する。周囲を山に囲まれたウラ村。山で瞑想修行中のラマのもとを訪れた僧侶のタシは、模擬選挙の報を聞いたラマから「次の満月までに銃を二丁手に入れてほしい」と頼まれる。戸惑うタシに、ラマは「物事を正さねばならん」と話す。時を同じくして、銃コレクターのロンがブータンに到着。ウラ村に昔の貴重な銃があると知り、アメリカから取引にやってきたのだ。ロンは、運転手と通訳を務めるベンジとともに村へ向かう。一方タシは、村中の家々を尋ね歩き、ペンジョーという村人の家に銃があるという噂を手に入れる。銃を譲ってもらうためペンジョーの家に向かうが、一足先にロンとベンジが訪れていて……。ラマが銃を必要とした理由は?選挙は、村人たちに幸せをもたらすのか──。


[2023年/ブータン・フランス・アメリカ・台湾/ゾンカ語・英語/112分]

監督・脚本:パオ・チョニン・ドルジ


ご利用方法 / 平日シネマクラブ

【上映会にご参加いただく場合】

月2回の上映会は、特にご予約はいりません。

下記の登録フォームからお子様の情報等をご登録いただき

お好きな上映会のタイミングで劇場におでかけください。

上映会にお子様だけいらっしゃる場合などには、

事前にご連絡いただけると助かります。

●登録フォームはこちら

●初めてお越しになるお子さまと保護者のみなさま、支援の先生へ

上映30分前に開場しますので、その時間を目安に直接劇場にお越しください。

その際、お名前を受付でお伝えください。「うえだ子どもシネマクラブ手帳」を発行いたします。※発行代として500円を別途いただいております。ご了承くださいませ。

●すでに手帳をお持ちの方へ

忘れずに手帳をお持ちください。当日作品のスタンプを押させていただきます。


【平日シネマクラブにご参加いただく場合】

一度、お子様と一緒に見学に来られることをおすすめします。

基本的に水曜日と金曜日の10時〜15時の間でご利用いただいています。

劇場周りのお手伝いをしていただいたりすることもあります。

ただいるだけでもよし、電車やバスを乗り継いで、

街中までお出かけする感覚で来てくれているお子さんもいます。

ご利用の仕方はそれぞれのお子さまによって異なります。

学校に通うことと同等の扱いになる場合もございます。

ぜひ一度、ご相談ください。

●平日シネマクラブのオープンデイ!

3月は12日(水)、14日(金)、19日(水)、21日(金)がオープンデイです。

春休みでちょっとお休み日が多くなりますが、今月も映画館でお待ちしてます。