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11月後半の上映作品です!



映画大好きポンポさん

2022年11月21日(月)10:00~

“ 幸福は創造の敵——— ”
映画を撮るか、死ぬか どっちかしかないんだ


[INTRODUCTION]

杉谷庄吾【人間プラモ】の『映画大好きポンポさん』(MFCジーンピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)は、映画を愛する青年と映画に愛された女性が映画制作を通して”自分”を見つけ出す、映画愛に満ちあふれた作品だ。pixiv上で80万ビューを超え、「このマンガがすごい!」、「マンガ大賞」に入賞。多くのファンを生み出してきた話題作が、充実のスタッフ、声優陣によりアニメーション映画となった。豪華スタッフと声優陣が生き生きと描き出す、映画制作の面白さと楽しさ、そして映画監督の尽きない探究心。映画ファンやクリエイターだけではなく、夢と未来を掴もうとするすべての人に贈る、青春“ものづくり”フィルム。

[STORY]

敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るのだった。ある日、ジーンはポンポさんから次に制作する映画『MEISTER』の脚本を渡される。伝説の俳優の復帰作にして、頭がしびれるほど興奮する内容。大ヒットを確信するが……なんと、監督に指名されたのはCMが評価されたジーンだった!ポンポさんの目利きにかなった新人女優をヒロインに迎え、波瀾万丈の撮影が始まろうとしていた。


[2020年/日本/90分]

声の出演:清水尋也、小原好美、大谷凜香、加隈亜衣、大塚明夫、木島隆一

原作:杉谷庄吾【人間プラモ】(プロダクション・グッドブック)『映画大好きポンポさん』(MFC ジーンピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)

監督・脚本:平尾隆之

キャラクターデザイン:足立慎吾

制作:CLAP

配給:角川ANIMATION

©2020 /2020 S/K/P


わたしは、ダニエル・ブレイク

2022年11月21日(月)13:00~


“ 人生は変えられる。隣の誰かを助けるだけで。”

〈今〉を懸命に生きようとする人々に寄り添い続けるケン・ローチ監督が、人間の尊厳と優しさを描く集大成にして最高傑作。


[INTRODUCTION]

前作の『ジミー、野を駆ける伝説』を最後に映画界からの引退を表明していた、イギリスを代表する巨匠ケン・ローチ監督。しかし、現在のイギリス、そして世界中で拡大しつつある格差や貧困にあえぐ人々を目の当たりにし、今どうしても伝えたい物語として引退を撤回してまで制作されたのが本作『わたしは、ダニエル・ブレイク』。

複雑な制度に翻弄され、人としての尊厳を踏みにじられ貧困に苦しみながらも、助け合い生きていこうとするダニエルとケイティ親子との心の交流が世界中を感動と涙で包み込み、カンヌ国際映画祭では、見事、『麦の穂をゆらす風』に続く2度目のパルムドールを受賞した。労働者や社会的弱者に寄り添い、彼らを取り巻く厳しい現実と、それでも今日を懸命に生きようとする人間たちを描き続けてきたケン・ローチ監督の集大成であり最高傑作だ。

これは遠い国の見知らぬ人の話ではない。ダニエルのまっすぐな瞳を通して、ケン・ローチが教えてくれるのは、どんなに大きな危機を迎えても、忘れてはいけない大切なこと。

[STORY]

イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。


[2016年/イギリス・フランス・ベルギー/英語/アメリカンビスタ/5.1ch/100分]

監督:ケン・ローチ

脚本:ポール・ラヴァティ

出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアース

原題:I, Daniel Blake

日本語字幕:石田泰子

配給・宣伝:ロングライド

© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,

British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016