第14回うえだ子どもシネマクラブ_6/21
6月後半の21日には『小さな恋のメロディ』と『約束の宇宙』をお届けします。
なつかしの名作『小さな恋のメロディ』は、もしかして今の時代より、もう少し自由に青春を謳歌できていたかもしれない、大人の世代のみなさまと、今まさに青春下を生きる子どもたちが一緒に鑑賞するのにぴったりな作品です。「恋」という体験を親子で話すきっかけにもなるかもしれません。
そして、宇宙飛行士という特殊な環境で働く母親とその子供との特別な関係に焦点を当てた親子の物語『約束の宇宙』。「私にも8歳の娘がいるせいか、自分と同じ子供のいる女性宇宙飛行士たちの親子関係について、特に心惹かれるものがありました。母と娘が離れ離れになるプロセスを、地球を離れる宇宙飛行士に重ねて探求したいと思いました」と監督の言葉がありましたが、思い通りにいかない親子の関係性を、シングルマザーの視点から描きます。母であり女性であり、宇宙を想う一人の人。
こちらも親子でのご鑑賞もおすすめです。
●日 程:6月21日(月)
●時 間:『小さな恋のメロディ』
①10:00~ http://www.uedaeigeki.com/coming/7990/
『約束の宇宙』(ゲストトークあり)
②13:30~ http://yakusokunosora.com/
(終了後、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の立松所長によるトークあり)
●会 場:上田映劇(上田市中央2-12-30)
●定 員:各55名
『小さな恋のメロディ』
“ 忘れられない旋律 忘れられない物語 ”
ビー・ジーズの曲とともに日本で一大ブームを巻き起こした
少年少女のラブストーリー
[あらすじ]
ロンドンのパブリックスクールに通う、引っ込み思案のダニエルとやんちゃなトム。2人は大の仲良しで、毎日一緒に遊んでいた。ある日の放課後、女子生徒のバレエの練習を覗き見したダニエルは、メロディという名の美少女に心奪われる。その日から、ダニエルはメロディのことで頭がいっぱいになり…。
[1971年/イギリス/カラー/ビスタサイズ/106分]PG12
出演:マーク・レスター、トレイシー・ハイド、ジャック・ワイルド
監督:ワリス・フセイン
脚本:アラン・パーカー
製作:デヴィッド・パットナム
撮影:ピーター・サシツキー
音楽:ビー・ジーズ、CSN&Y
配給:KADOKAWA
©Copyright 1971 Sagittarius Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
『約束の宇宙(そら)』
“ あなたがいるから、頑張れる。”
宇宙飛行士になった母サラと、一人娘のステラ。
会えない時間の中で、親子は互いに様々な壁を乗り越えていく──。
[あらすじ]
フランス人宇宙飛行士のサラは、ドイツの欧州宇宙機関(ESA)で、長年の夢だった宇宙へ行く事を目指して、日々訓練に励んでいる。物理学者の夫トマスとは離婚し、7歳の幼い娘ステラと2人で暮らす彼女は、「プロキシマ」と名付けられたミッションのクルーに選ばれる。大喜びのサラだったが、このミッションに旅立てば、約1年もの間、娘と離れ離れになる。ステラを残し宇宙へ飛び立つまでに2ヶ月しかない。過酷な訓練の合間に、娘は母と約束する「打ち上げ前に2人でロケットを見たい」と。母は約束を果たし、無事に宇宙へ飛び立てるのか。
[2019年/フランス/フランス語・英語・ロシア語・ドイツ語/ビスタ/107分]G
出演:エヴァ・グリーン、マット・ディロン、ゼリー・ブーラン・レメル、ザンドラ・ヒュラー、ラース・アイディンガー
監督:アリス・ウィンクール
音楽:坂本龍一
原題:Proxima
配給:ツイン
後援:JAXA
協力:Vixen
ⒸCarole BETHUEL © DHARAMSALA & DARIUS FILMS
登壇:立松健一さん
国立天文台 教授・野辺山宇宙電波観測所長、総合研究大学院大学教授、天文学者
京都大学理学部卒業。京都大学大学院修士課程、名古屋大学大学院博士課程修了。理学博士。野辺山宇宙電波観測所研究員、テキサス大学研究員、茨城大学助手、国立天文台助教授などを経て、2007年より国立天文台教授。ハッブル宇宙望遠鏡 の10倍の視力を持つ国際電波望遠鏡プロジェクト「アルマ」に従事した後、古巣の野辺山に戻り、2017年7月より所長をつとめる。
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